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グルーデコ作品とココロノハナシ

わっかで育まれているもの


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過日、お預かりした衣類を

Wacca(わっか)へ持参した際に

 

お役所仕事ではなく、

「わっか」から生まれた

「子どもの“困”に寄り添うノート」

いただいてきました。

 

中には、子ども時代に

母と共にDV被害から逃れ、

わっかの母体である

ウイメンズネットこうべが運営する

「ともだちの家」という

シェルターに身を寄せていた

方の経験談や

 

支援ボランティアを

行っている方の話など、

 

みな、飾らないことばで

生の声が綴られていました。

 

その中のお一人の手記を

抜粋します。

 

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DVから逃れて  


M
さん(20代)



わたしは、中学2年生のときに

母と兄の3人で、父のDVから逃げ、

ウイメンズネットこうべの

「ともだちの家」で
お世話になりました。       


わたしの父は
毎日のようにお酒を飲み

仕事をころころ変え

浮気や暴言、暴力などを
繰り返すような人でした。

兄は小さな頃から暴力を受け続け、

心や脳が傷ついたせいか、

今ではギャンブルを覚え

家では部屋の片づけや

掃除もできない大人のまま

成長が止まっています。

 

また、母も洗濯以外の

掃除家事料理などからは
ほとんど離れ、

母という役割を終えたかのように

恋人との時間を楽しみ、

わたしが2年前に入院し
手術をした時でさえ

お金が無くなったと

私に文句を投げかけてきました。

 

そんな日々の中で、私は思いました。

兄である彼も、母である彼女も、

きっとまだ、いえ、これからもずっと

彼らはDVというものに傷つき

心に癒えないままの傷を
抱えている被害者なのだと。

 

そして、そんなわたしもそのひとりです。

いまだに、男の人のギロットした目を見ると、

父の記憶が頭をよぎります。

父の機嫌を取り、
母の顔色をうかがいながら生きていた

幼い頃の習慣が抜けず、
今でも人の機嫌や

空気を敏感に感じ取り
苦しくなる時があります。

 

でも、そんなときに思い出すのは

ウイメンズで
お世話をしてくれた皆さんのことです。


あのころの私には、なぜ皆さんが

自分のことを心配してくれるのか

気にかけてくれるのか

大切に扱ってくれるのか、

わかりませんでした。


ただ、今となっては、あの時、傷つき、

疲れ果てていたわたしの心を、

皆さんが優しさという愛で

大事に大事に包み込んでくれたから

わたしは、いつかまたこの先の人生で、

わたしを大切に思ってくれる人に

出会うことが出来るかもしれないと

信じてみようと思えたんです。

(中略)

 


生きてるって幸せだ。

そう思いながら生きています。

わたし、まだまだ幸せになります。

だから、これからもずっと、ずーっと

見守っていて下さい。

わたしに居場所を下さった皆さん。

本当に感謝しています。

 








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