Harmony Plus

グルーデコ作品とココロノハナシ

知り、伝えるという支援

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少し長くなるのですが、
読んで頂けたら幸いです<(_ _)>


2010年、23歳のシングルマザーが、
3歳の女児と1歳9か月の男児を
大阪市西区の自宅に50日間にわたって放置し
餓死させたという悲しい事件を覚えていますか?
あまりにひどい母親だと思う反面、
母親自身が子どものころに
虐待を受けていた事実や、
実母や実父に助けを願い出ても受け入れられず、
貧困と孤立に直面して
夜の仕事に出ていたという
環境下でもありました。


また、今でも変わらず夏休みなど、
給食のない期間が続くと
どんどん痩せていく児童がいるのも事実です。

とは言え、大半のシングルマザーたちは
わが子の為に、毎日必死で
がむしゃらに頑張っています。



しかし、平成26年度の調査結果ですが、
就労している80.6%のうち
43%は正規雇用ですが、
57%はパートやアルバイトなどの
非正規雇用となり、
母子家庭の平均年間収入は181万円
(正規雇用270万、非正規雇用125万)
となっており、非正規雇用の母親所帯では
毎月4万円の児童扶養手当などを加えても
厳しい生活を余儀なくされています。

一般に、女性は非正規雇用が多く、
所得が低いので貧困に陥りやすいのです。
これはシングルマザーに限らず、
未婚の女性や高齢のシングル女性にも
同様のことが言えます。



神戸市に在るWACCAは、
さまざまな困難を抱え、孤立しがちな女性や
シングルマザーとその子供たちの為に発足した
「NPO法人ウイメンズネット・こうべ」
が運営しています

その理念は
*貧困、孤立、病気、暴力など、
困難を抱えた女性が安心して集い、
語り合い、仲間づくりが出来る場を提供する

*子供たちが学習や生活の困難さを抱え、
貧困や暴力の連鎖を招くことを防止したい
・・・などです。

具体的な実施事業
*就労支援(フリーヘルプさんとの協働事業)

*安心な居場所作り

*ひとり親家庭の子どもの学習支援
(大学生や社会人ボランティアによる
学習のサポートや話し相手、
遊び相手になることから大人への信頼を取り戻す)

*女性たちの学びの場・就労準備の場
(高卒認定試験、専門学校受験、資格取得のための学習サポートなど)

貧困や孤立は決して「自己責任」という括りでは
片づけられない問題だと思います。


WACCAの活動の費用は
99%が自主事業(古着の回収)と
寄付に頼っています。
お金の寄付はなかなかできないけれど、
古着なら、という方がいらっしゃいましたら
趣旨をご理解の上、ご協力をお願いします。

「余裕がないわ」で終わらず、
現状を知り、もし自らが何もできなかったとしても
活動の内容を他へ伝えることはたやすいのではないでしょうか。

シングルマザーと子どもたちだけでなく、
これからはひとり暮らしの高齢者問題も深刻です。

隣近所に住まうもの同志、
例えば子育て中のシングルマザーが
急に熱を出した子どもの為に
仕事に行けずに困っていたら
近所の元気なお爺ちゃん、おばあちゃんが
少しの間子どもを預かるとか、
逆に、体調を崩して動けずにいる
ひとり暮らしの高齢者に変わって
ママたちが買い物を頼まれたり、
病院に付き添ってあげるとか、

信頼関係が出来た上での話ですが、
少しの困難はお互いの支え合いや
思いやりで解決できるように思うのですが・・。

昔は良くも悪くも近所づきあいがありました。
ウインウインの関係なら、
近所づきあいも逆に心丈夫になります。

大阪で餓死をした子どもたちも、
3歳のお姉ちゃんが最後の力を振り絞って
インターフォンから外へ『ママ、ママ、』と
泣き叫んでいた声を
同じマンションの住人は耳にしていたけれど
行動を起こすことは出来なかったと・・。

現代は、なかなか他人をたやすく信じられない
世の中ではありますが
お互いに、「助けて」と,
困っていることを素直に言えて、
自分が出来ることは、できる範囲で
「何か」の手を差し伸べられる・・
そうは出来ないものでしょうか・・・。

WACCAは、今年2月に
住友生命の
「未来を強くする子育てプロジェクト」で
未来賞に選ばれました。


子どもたちが元気な国は
きっと栄えていくと思います。




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