躾(しつけ)①

そもそも「しつけ」の語源は
習慣性の意の仏教用語「習気(じっけ)」が、
やり慣れている意の動詞「仕付(しつ)ける」
と混合されて一般化したもので
「躾」という字は漢字ではなく
日本で作られた「国字」で
和製漢字になるそうです。
「しつけ」という日本語を表す字として
身と美が組み合わされているのは、
「立ち居振る舞いが美しくあってほしい」
という願いを語っているようです。
その語意を読み取ると、
「躾」と称して
怒鳴りつけたり
叩いたりして
「身体に覚え込ます」
ことではないことがよくわかります。
犬や猫だって
そんな「しつけ」方をされたら
心から懐いてはくれません。
「躾」とは
その子が大人になった時に
損をしない、
苦労をしないような